きょうだい間でも話し合う
二世帯住宅を建てる際には、親だけでなく事前にきょうだいと話し合い、今後のことを決めておくことが大切です。特に介護や相続などは、将来きょうだいの間でもめる要素となります。介護をする際にきょうだい間で協力することや、相続の際の財産分与に関しては、家を建てる前にきちんと決め、書面で残しておくようにしましょう。特に親が長年住んでいた土地に新たに二世帯住宅を建てる際には、トラブルのもととなるため、きちんとした話し合いが必要です。土地については二世帯住宅に住まないきょうだいにとって利用価値がありません。二世帯住宅を建てる前に、名義をどうするのか決めておきましょう。
敷地調査をきちんと行う
二世帯住宅を建てるための土地を新たに探す場合には、きちんと敷地調査をしておきましょう。最寄り駅や近隣にあるお店はもちろん、小中学校や病院へのアクセスは確認しておきたい項目です。特に地域の大きな病院まで徒歩もしくはバスで容易にアクセスできる場所を選ぶことが、親世代が高齢になり介護が必要となった際の負担軽減につながります。また敷地に二世帯住宅を建てることが可能なのかを確認しなければなりません。容積率・建ぺい率などはあらかじめ決まっているため、しっかり確認しましょう。隣との土地の境界があいまいな場合は、トラブルを避けるため、境界の場所の確認も必要です。近くに長年住んでいる親の話を聞くだけでなく、不動産会社の担当者にもアドバイスをもらいましょう。
二世帯住宅は親子二世帯が暮らせる住宅でメリットも多いですが、失敗するケースも多いとされています。成功させるためには、共有スペースを使う時のルールや費用についてなどを明確にするなどがポイントとなります。